ラ・ミュールの「小さな列車」が運行を再開~最高の旅を
2010年10月に発生した土砂崩れにより不通となっていたフランス東部グルノーブルの南に位置するラ・ミュールの「小さな列車(プティ・トラン)」の線路が、11年ぶりの復旧を果たします。サン・ジョルジュ・デ・コミエとラ・ミュール(イゼール県)を結ぶこの観光列車は、今年6月に再開されます。これに伴い、運営会社のEdeis社はアクセスの最新の入退場管理システムを導入しました。
この路線は当初、ラ・ミュールの鉱山とグルノーブル地域を結び、石炭をはじめとする鉱物や物資の運搬を目的として開業しました。90年代終盤には観光列車として生まれ変わりましたが、2010年の土砂崩れにより長く不通となっていました。しかし、近年になって大規模な整備作業が開始され、6月からは「ラ・ミュールの小さな列車」が運行を再開する運びとなりました。年間乗客数は100,000人以上を見込んでいます。エンジニアリングの粋を極めた多くのトンネルや高架橋に彩られた路線の旅は、リノベーションされたラ・ミュール駅を出発し、湖や山の合間を縫う15分のルートを辿ります。アルプスの麓に広がる変化に富むパノラマと保護された自然を走るオープンエアの当時の車輌から、モン・エギュイユ、ヴェルコール高地、トリエーヴ山脈、そして、モンテイナール・アヴィニョネダムなどのすばらしい景色が楽しめます。
今回の復旧にあたり、運営会社はラ・ミュールに最先端の入退場管理システムを導入することを選択しました。アクセスは環境要件に合わせたソリューションを提案、エレガントな入退場管理と設置用パレット、現場のニーズに合わせた配慮により、プロジェクトを受注しました。ラ・ミュール駅には、バリアフリー対応ゲートを含む複数のアクセススマートゲートが設置されます。さらに、鉱山イメージ博物館(La Mine Image)への入場など複数の地点では、バーコードチケットを有人で検札するハンディ端末 アクセスハンドヘルド600も導入されます。発券は販売ソフトを提供するLogick社との協力で行われます。列車がラ・ミュール駅を出発するにあたり、愉快で歴史を感じさせる旅を求める多くの乗客を迎える準備は全て整いました。あらゆる年代のお客様に楽しい旅を!
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