リフト券の不正利用防止でインターアルピンの来場者を沸かせたアクセススマートガード
多種多様なマウンテンリゾート向けソリューションが展示されたインターアルピンが5月9日、閉幕しました。アクセスのブースは開場直後から、世界各国の業界関係者が次々と来場し、ソフトウェアとハードウェアソリューションを実際に体験しつつ、マウンテンリゾート運営におけるアクセステクノロジーの活用方法について、スタッフと活発な意見を交わしました。ここでは、イベントを振り返り、アクセスのブースで大きな関心を集めたソリューションの一つをご紹介いたします。
今回の出展製品の中で、ひときわ大きな関心を集めたのがアクセススマートガードです。アクセスが新たに開発したこのソフトウェアの画期的なアプローチは、多くの来場者の注目の的となりました。製品自体の高い能力と、それがもたらし得る結果に来場者の興味は尽きず、細部にわたる質問や鋭い視点、好意的な意見が聞かれました。
不正防止を支援するアクセススマートガード
アクセススマートガードが話題をさらった背景には、長年にわたりスキー場を悩ませてきたリフト券の不正転売や使いまわしがあります。地域によっては未だに、リフト券をめぐる不正が経営に悪影響を及ぼしかねない切実な問題となっています。従来の不正利用防止システムでは、リフト改札機(ゲート)を通過するたびに撮影される全ての写真を、スタッフが目視で照合するという手間のかかる作業が必要でした。
これに対し、新開発のアクセススマートガードはAIベースのソフトウェアで、ゲート通過ごとに撮影される写真をリフト券IDごとに自動照合します。照合時に一致スコアが算出され、外見が大きく異なるなど不正が疑われる場合は警告が発せられます。不正が疑われるケースが一致スコアの低い順にリスト化され、スタッフが目視確認により不正と判定した場合は、数クリックでリフト券を利用停止にすることも可能です。
アクセススマートガードは、個人に特有な生体データではなく、色や形などの視覚パターンによる照合のため、お客様のプライバシーが守られるとともに、個人情報保護法に抵触する心配もありません。
アクセススマートガードは、これまでと全く異なるレベルで不正検知を支援するスマートなツールです。
インターアルピン2025で紹介された未来のリフト乗車管理ソリューションを、ぜひご検討ください。
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