ボール・アリーナのファン体験をより速く、より安全に、よりスマートに

ボール・アリーナは近年、先進的なターンスタイルゲートやペデスタルから高性能なスイートリーダーまで、アクセスのソリューションを数多く導入しています。安全性、効率性、ファンの利便性を重視した最先端の入退場管理システムを備えたボール・アリーナは、主要スポーツ会場の中でも極めて先進的な取り組みを行っています。
コロラド州デンバーの中心に位置するボール・アリーナでは、年間250件以上のイベントが開催されています。デンバー・ナゲッツ(NBA)、コロラド・アバランチ(NHL)、コロラド・マンモス(ナショナルラクロスリーグ)のホームでもあるこの多目的屋内競技場では、約20,000人が訪れるコンサートやスポーツイベントも開催されます。
最先端ゲートシステムで入場エリアを最適化
ボール・アリーナでは、大規模イベント時に観客がスムーズに入場できるよう、多数のアクセスゲートを設置した広い入口が戦略的に配置されています。
ファンが入場する2か所の主要な入口には、42台のAX500スマートゲート次世(移動式パレット、Wi-Fiモジュール搭載)が設置されています。ゲートはワイヤレス通信によるオンライン操作が可能で、バーコードチケットや電子チケット(RFID/NFCタグ)を確認するアクセススマートスキャナー600NFCと、長時間稼働を可能にするバッテリーパックが搭載されています。確実なチケット確認を実現するこの最新式ターンスタイルゲートにより、人の流れは非常にスムーズです。一方、プレミアムエントランスには、バリアフリーアクセスを実現するアクセスペデスタル600NFCが18台設置されています。こちらもゲートと同様、 アクセススマートスキャナー600NFCとバッテリーパックが搭載されています。
ボール・アリーナのほか、パラマウント・シアターやディックス・スポーティング・グッズ・パークを運営するクロンケ・スポーツ&エンターテインメント(KSE)のチケットオペレーションバイスプレジデント、リッキー・カサディー氏は、アクセスのゲートにより安全性が向上したと話します。米チケット販売大手チケットマスターとの連携により、転売や不正な手段により入手されたチケットによる入場は、ゲートで自動的に阻止されます。一方、有効なチケットを持っている観客は、入口スタッフの案内によりチケットをゲートの読み取り部分にかざすだけで、スムーズに入場できます。
アクセススイートリーダーによる可視化とセキュリティー
VIPファンの入退場管理は2021年以降、84台のアクセススイートリーダー600が担っています。QRコードチケットや電子チケット(RFID/NFCタグ)をスピーディーに読み取り、データベース参照によりチケットの有効性が確認されると、ドアのロックを自動解除します。スイートリーダーには、本体上部にオプションのカメラを取り付けることも可能です。
カサディー氏はスイートリーダーについて、「以前使っていた他社製のスイートリーダーはうまく同期できず、だれがスイートルームに出入りしているのかよくわかりませんでした。今では、アクセススイートリーダーのおかげでそれがわかります」と強調しました。
信頼と性能に基づくパートナーシップ
アクセスとの提携の大きな決め手として、カサディー氏は、アクセスとの強い関係性と連携体制を挙げた上で、次のように述べました。
「採用の理由はなによりもまず、アクセスとのよきパートナーシップです。ほかにも多くの企業を精査しましたが(中略)、アクセスのソリューションを見て私たちにできることがわかったとき、すぐに以前の会社から変更することを決めました」
カサディー氏は、導入プロセスへの賛辞だけでなく、パートナーシップへの満足の意を以下のように述べました。
「導入作業はすばらしく、非常にスムーズでした。(中略)古い設備を取り払い、新しいものを導入するにあたってのコミュニケーションもよかったです。時間もかかりませんでした。設備を発注してそれが到着すると、すぐに利用を開始できました。(中略)投資した甲斐がありました。アクセスとの関係とパートナーシップは社内でも非常に好意的に受け取られており、アクセスを私たちの入退場管理システムとして使い続けることを考えると、気分が高揚します」
安全で確実な電子チケットとモニタリング
ボール・アリーナはモバイルチケッティングを中心とした運営を行っており、観客はスマートフォンに保存した電子チケットで入場します。暗号化された電子チケットは安全性が高く、セキュリティーの強化により不正の芽を摘み取ります。
アリーナのITセキュリティーチームは、入退場データにリアルタイムでアクセスしつつゲートのモニタリングやセキュリティーリスクへの警告を行い、人込み管理をめぐるさまざまな課題に対処しています。
アクセスとの協働により、ボール・アリーナの入退場管理システムは、セキュリティーと顧客満足度を重視する体系的なデータドリブンシステムへと変貌を遂げました。スマートテクノロジーの戦略的導入により、ボール・アリーナは今日の需要に応えるだけでなく、明日のニーズに対しても準備万端を整えています。

ニュース
Axessのプロジェクト、イベント、R&Dやニュースなどの最新情報を世界中からお届けします。


デジタル化による施設内飲食店のサービス向上
アクセスリゾート飲食店用システムは、スキー場内の飲食店運営に関するあらゆる業務を支援します。


ボール・アリーナのファン体験をより速く、より安全に、よりスマートに
入退場管理とファン体験の向上を図るアクセスのソリューションにより、大勢の観客がボール・アリーナに非接触で安全に入場しています。


イベント体験を締めくくるアクセスペイモバイル
入退場管理、チケット販売、見込み客追跡ソリューションとスムーズに連携するアクセスペイモバイルが、イベント体験の向上を図ります。