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6.11.2015

中国でさらなる事業拡大

2022年冬季オリンピックの会場でアクセスのシステムが活躍中

アクセスは中国市場で順調に事業を拡大しています。こうした中、アクセスのシステムが導入されているスキー場2カ所が2022年冬季オリンピック雪上種目の会場に選ばれました。2012年に河北省張家口市崇礼で開業した密苑雲頂楽園スキー場では、スノーボードのスロープスタイルとハーフパイプおよびフリースタイルスキーが行われます。もう一つの会場となる太舞スキー場での実施種目はオリンピック委員会との交渉が行われています。

中国ではウィンタースポーツの人気がますます高まっており、密苑雲頂楽園スキー場と太舞スキー場には多くのスキー客が訪れています。気温がマイナス30度まで下がることもある中国で、リフトの営業時間は最大20時間にも及びます。アクセスは、こうした厳しい状況下でもお客様にご満足いただけるシステムを提供しています。

現在、北京から車で3時間の場所でスノーリゾートの建設が進められています。リフト、ホテル、アパート、レストランを含むこのリゾート建設プロジェクトには4億ユーロが投じられていますが、最終的な投資額は10倍から20倍にも上るとされています。

オリンピックの開催もさることながら、1日あたりのスキー滑走件数が5,000万件に上ると予想される中国は、ウィンタースポーツ界の重要市場として浮上してきています。これはスキー大国であるフランス、オーストリア、米国に肩を並べる規模です。アクセスはウィンタースポーツの黎明期に中国市場に参入し、パートナーとしての地位を確立しています。2014年に開業した吉林省の松花湖リゾートにもアクセスの発券・アクセス管理システムが導入されています。20平方キロメートルに広がるゲレンデを有するこのスキー場は宿泊施設も充実しており、7万5,000床を備えています。

中国以外でも、アクセスは日本や北米および南米、ロシアなどで事業規模を拡大しており、欧州域外でのアクセス管理システムと発券システムの導入件数は過去3年間で3倍に増加しました。今後も新規市場の開拓に注力しつつ、従来から事業を展開している欧州市場へも最新の技術を提供し続け、お客様のご期待に添えるよう、尽力してまいります。