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13.10.2025

1.FCマグデブルクのホーム、アヴネット・アリーナが将来を見据えたアクセスのシステムを導入

1.FCマグデブルクのホームスタジアムであるアヴネット・アリーナは、大規模改修作業の完了により、新たな時代に突入しました。数か月にわたって大規模な技術刷新が行われた伝統あるこのクラブのスタジアムは、安全性、効率、快適さを重視するアクセスの包括的入退場管理システムを導入し、輝きを増しました。

 

アヴネット・アリーナ(旧称:MDCCアリーナ)は、ドイツのザクセン・アンハルト州最大のスタジアムで、1.FCマグデブルクのクラブカラーの青と白で結びついた多くのファンが州内外から集結します。改称と大規模改修により、ブランドアイデンティティが一新されるとともに、インフラ基準も刷新されました。史上最多となる28,780人のファンでスタジアムが埋め尽くされたシーズン開幕戦(2025年8月3日の対アイントラハト・ブラウンシュヴァイク戦)は、非常に印象深い一戦となりました。

満員スタンドの安全性を確保する最新の入退場管理システム

新たな入退場管理システムの核となるのは、アリーナに導入された計35台の AX500スマートゲート次世代 で、いずれもアクセススマートスキャナー600NFCを搭載しています。紙や電子などチケットの素材に関わらず、QRコードやNFCをゲートにかざすと、有効性がスピーディーに確認されます。

安全性を重視するパニック防止機能により、緊急時には全てのレーンがすぐに開放され、混乱を引き起こすことなく迅速な避難が可能です。試合日の人の流れを効率化するだけでなく、非常に高い安全基準を満たしています。

Avnet Arena - FC Magdeburg (5)

スタジアムにはゲートのほか、ハンディーチケット確認端末のアクセスハンドヘルドが20台導入されています。これにより、ゲストエリアや臨時ゲート、VIPゾーンなどスタジアム内外に配置されたスタッフが、いつでもどこでもチケットを確認できます。持ち運びできるポータブル端末は柔軟性が高く、試合当日の急な変更や単発イベントへの対応も安心です。

今後の運営を見据えたプライベートクラウドソリューション

欧州のほかのトップスタジアムと同様、マグデブルクにおいてもローカルサーバーは使用されていません。ローカルサーバーに替わり、集中システム管理、自動更新、そして、高い信頼性を約束するのがプライベートクラウドソリューションです。これにより、入退場管理システム全体の制御や、今後のスタジアム側からの要望への柔軟な対応が可能になります。

既存のチケッティングシステムとの統合を可能にするのが、標準化されたインターフェースです。オンライン購入からゲートまで、あらゆるチケットデータが自動転送され、リアルタイムで処理されます。

信頼性、柔軟性、確実性

1.FCマグデブルクのチケッティング責任者のトーマス・シェファー氏は、「新しい入退場管理テクノロジーは、後方支援業務をサポートしてくれるだけでなく、ホームゲームの開催に大きく貢献してくれています」とした上で、「リーグ開幕戦で見られたように、アヴネット・アリーナに27,000人を優に超えるファンが来場すると、1秒1秒、1人1人の入場、安全性を担保する技術の1つ1つが非常に大切になってきます」と強調しました。「プロジェクトのキックオフから検収まで、コミュニケーションはオープンで協力的なものでした。また、私たち顧客側にとっての最重要事項である予算と納期も問題ありませんでした」。

最新アリーナのパートナーとしてのアクセス

アヴネット・アリーナの今回の刷新は、サッカーの伝統、ファンのエンゲージメント、そして未来志向の技術の関係を力強く表明するものです。運営の効率化、安全性の向上、そして感動的なスタジアム体験の実現に向けたスタジアムの成長と進化を、革新的なソリューションによりサポートできたことは、アクセスにとっても大きな喜びです。

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