連日、多くの来場者が訪れ、大きな盛り上がりを見せたインターアルピン2025が、5月9日に閉幕しました。マウンテンリゾート向けテクノロジーを発信する世界的中心地となったオーストリアのインスブルックは、5月6日から4日間で36,800名が訪れました。最新のイノベーション、実り多い対話、新たな発見により活気に満ちたアクセスのブースでは、世界中から詰めかけた業界関係者に、スキー場管理を支援する最新のハードウェアとソフトウェアソリューションを実際にご体験いただきました。
今回、最も大きな注目を浴びたのは、インターアルピンで初公開となったアクセスアルファゲートでした。
お客様体験の向上に寄与する新しいアクセスアルファゲートは双方向通行が可能で、アンテナ検知範囲の拡大によりパフォーマンスが大幅に向上しました。UHF帯、HF帯、BLEに対応するこのゲートには、チケットの確認結果とゲートの状態を示す2つのランプと、ダイナミック広告やプロモーションを表示する見やすい超大型画面が搭載されています。さらに、エレガントかつ控えめなデザインで、リゾートのイメージに合わせたブランディングが可能です。
ブースでは、チケットの購入からゲレンデへのアクセスまでの一連の流れを、多くの来場者に実際にご体験いただきました。
中でも、BLE(超低消費電力無線通信規格)により、リフト券を保存したスマートフォン(スマホリフト券)でスムーズなリフト乗車を実現するAX500スマートゲート次世代BLEには、大きな関心が集まりました。ウェブストアで事前購入したリフト券を専用のスマホアプリ(アクセススキーウォレット)に紐づけてウェアのポケットに入れておくだけで、スマートフォンがリフト改札機(ゲート)に自動接続されます。リフト券が有効な場合は遮断バーが開放され、ハンズフリーでスムーズにゲートを通過できます。
AX500スマートゲート次世代BLE は、BLEだけでなくHF帯にも対応しているため、従来のICリフト券も合わせてご利用いただけます。ブースでは、ICリフト券を対面で購入できるアクセススマートPOSのほか、キャッシュレス決済専用の自動券売機アクセスチケットフレーム600で実際の購入の流れをご体験いただきました。チケットフレームでリフト券を購入する場合、決済後に発行される引換券のQRコードをお近くのアクセスピックアップボックス600にかざすと、ICリフト券が発行されます。滑走後もICカードをそのままお持ちいただくと、次回からはICカードに新しいリフト券をチャージできます。ICリフト券もスマホリフト券と同様に、ウェアのポケットに入れるだけで、AX500スマートゲート次世代BLEをスムーズに非接触通過できます。
インターアルピンでは、来場者がAX500スマートゲート次世代BLEを通過するたびに写真が撮影され、リフト券の不正利用防止を支援するアクセススマートガードによる処理が行われました。スマートガードは、リフト券IDにゲート通過者の写真を紐づけて自動照合するAIベースのソフトウェアで、不正が疑われるケースの検知方法や、手動によるリフト券の利用停止を実際にご体験いただきました。スマートガードの実力を目の当たりにした来場者からは、驚きの声が上がっていました。
なお、照合作業は色や形、パターンに基づいて行われ、個人に特有な生体データがシステムに保存されることはありません。したがって、個人情報保護法に抵触する心配もありません。
記念イベントとしてアクセスのブースで開催されたアフタースキー・パーティーでは、300名以上のみなさまに、リラックスしたお祭り気分で人脈作りや会話を楽しんでいただきました。パートナー企業様やお客様をはじめとする参加者のみなさまと、アクセスのスタッフがすばらしい時間を共有したこのイベントは、業界関係者同士をつなげ、さまざまなコミュニティを生み出す絶好の機会となりました。
アクセスのブースにご来場いただき、製品やサービスにご関心をお寄せいただきました全てのみなさまに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また、さまざまな角度からの深い洞察や鋭い見解をご共有いただき、イベントを成功に導いてくださったことに対し、深く感謝いたします。
製品デモンストレーションを介した来場者との密接な交流で、アクセスのブースは4日間にわたって大盛況となりました。アクセスは今後も、バックオフィス業務から現場での接客まで、よりスムーズなスキー場体験を支援することを最重要目標とし、研鑽を続けてまいります。
アクセスは、みなさまとともにイノベーションを創出する次の対話の機会をお待ち申し上げております。
インターアルピン2025のフォトギャラリー