2021/22シーズンの第8節の初戦、SCフライブルグの新しい本拠地「ヨーロッパ・パーク・スタジアム(34,700人収容)」にファンによるクラブチャント「12番目の男」が鳴り響きました。それまでのドライザムスタジアム(24,000人収容)から大きく生まれ変わった新スタジアムには、SCフライブルグのニーズに合わせたアクセスのソリューションが導入され、入退場管理システムが一新しました。
プライベートなクラウドソリューション
従来のパートナーとチケットプロバイダーの「レゼルヴィックス」が販売を行うフライブルグ戦のチケット情報は、双方向インターフェースによりシームレスにアクセスの入退場管理システムに送信されます。これにより、SCフライブルグと対戦相手のファンはスムーズに入口のアクセススマートゲートを通過してスタジアムに入場できます。
また、安全かつスムーズなデータ交換を実現するため、アクセスの最新システムであるプライベートクラウドが導入されました。ローカルサーバーを持たずにサーバーをアウトソースするアクセスの「データセンターサービス」なら、スタジアム側でのサーバー管理は不要です。また、場内のインターネット接続が切断されても、オフライン機能により入口での検札に支障はなく、接続が復旧すると同時にシステムも更新される仕組みです。
非接触体験
入場の際にはスマートフォンがチケットになります。Apple VASとGoogleスマートティップに対応しており、NFCウォレットに保存したQRコードやバーコードのチケットをゲートにかざし、非接触で入場できます。SCフライブルグのチケット責任者、ダニエル・ドイパー氏に詳細を伺いました(以下、敬称略)。
アクセス:アクセスをお選びいただいた理由はどういったものでしょうか。
ドイパー:アクセスは、ソリューションのコンセプトが包括的かつロジカルだったことが最も大きな要因です。特に、ここ数年技術的に進歩を遂げており、高度にデジタル化されていること、そして、ユーザーにとって使いやすいことが決め手となりました。
アクセス:プロジェクトの遂行状況についてはご満足いただけたでしょうか。
ドイパー:とても満足しています。私にとっては、これはケルンのライン・エネルギー・スタジアムに次いで、アクセスとともに行った二つ目の大規模プロジェクトでした。2回とも、協業における質と雰囲気のすばらしさを強く感じました。アクセスは、プロジェクトの各段階で厳しい納期に対応し、プロジェクト全体を支援する適切なソリューションを見つけ出す資質を有していると思います。
アクセス:アクセスのソリューションやサービスは周りの方にもおすすめしていただけそうでしょうか。
ドイパー:はい、もちろんです。