1951年に設立されたBERNEXPOは、スイス有数の規模を誇る展示会場です。8つの展示ホールを備えた展示会場2棟(約40,000m2)のほか、100,000m2の屋外スペースを有しています。BERNEXPO GROUPEは、ベルン市や周辺地域の経済を牽引しており、スイス国内だけでなく、周辺国もカバーしています。
BERNEXPOとAxessは今回、出展者用ポータルサイトAxess EXHIBITOR PORTALを共同開発、先日利用が開始されました。出展者へのサービスや展示会のデータ表示が向上したほか、ウィズコロナ時代に重要となる人との接触を減少させるツールとなっています。
出展者とスタッフの登録
オンラインフォームから事前に展示ブースのスタッフを登録できます。出展者バッジをいつでもダウンロード・送信できるほか、個人情報の調整や、会期中の新しいチケット作成も可能です。スタッフ全員のエクセルリストをワンクリックでインポートし、バッジの自動生成、送信が簡単に行えます。また、必要に応じて、展示会サービスチームによる会期前、会期中のサポートをサービス機能からお申し込みいただくことも可能です。さらに、ダッシュボードにはスタッフの初回入場がタイムラインで表示され、エクセルにデータをエクスポートすることができます。
引換券とゲストカードによる招待者管理
出展者とそのスタッフの登録に加え、Axess EXHIBITOR PORTALから来場者を招待することもできます。ポータルから招待引換券やゲストカードを直接送信したり、チケットストアで使用する引換券やキャンペーンコードのリストをダウンロードしたりすることもできます。紙の招待券をポータルから発注することも可能です。
各種データを俯瞰するダッシュボード
ダッシュボードには、来場者数や来場頻度、個人情報などが、マップ、棒グラフ、タイムラインなどのグラフ形式で、リアルタイム表示されます。
割当管理も一括で
新しい出展者ポータルはBERNEXPO AGの出展者登録システムと連動しており、シングルサインオンで利用できるため、新たに情報を登録する必要がありません。展示ブースの申し込みが完了すると、出展者情報がインターフェイスを通じてEXHIBITOR PORTALに転送されます。展示ブースへの割当が自動的に取得され、割当分のバッジや引換券が送信されます。データはシステム上で連動しているため、手入力は一切不要です。
ITアプリケーションアナリストのマティアス・ヨス氏は、「新しく導入された出展者の一括登録は大変ご好評をいただいています。」としつつ、「プロセスのデジタル化により、新型コロナウイルスにより変化した諸条件に柔軟に対応することができました。しかも、幸いなことに、展示会チームや展示会ITにとって少ない労力で、です。」と説明しました。
一方、ITチームリーダーのドミニク・ブルクハルター氏は、「長年にわたるパートナーのAxessを通じて、将来的にポータルを拡張していきたいと考えています。今回の新たな開発は私たちの事業プロセスのデジタル化を推進するすばらしい一歩になりました。また、コロナ禍における時代の要請に応えるために、大きく貢献してくれています。」と述べています。