アルプススノーワールドは54,000㎡、総敷地面積91,000㎡という大型室内スキー場です。5本のコース(最大傾斜16%、最長280m)でスキーを堪能できるほか、8種類のスポーツ体験、14種類のスノーアクティビティー、スキー教室が用意されています。アルプス地方の伝統的な食事を味わえるレストランも併設されており、スキーレベルや目的を問わず、幅広い層が雪山での時間を楽しめます。
アルプススノーワールドを運営するのはクラブメッドなどを保有する復星で、プロジェクトはアクセスと欧州最大のスキー場運営会社であるフランスのカンパニー・デ・ザルプとの提携により実施されました。復星国際の郭広昌代表は、最高の施設を5年間で作り上げるのは容易ではないとしつつ、中国国民の間で高まるよりよい生活への期待に応える唯一無二の体験と、質の高いサービスの提供に意欲を示しました。
アルプススノーワールドへのシステム導入にあたり白羽の矢が立ったのは、室内スキー場向けに数々のカスタムソリューションを手掛けてきたアクセスでした。郭代表が率いる復星は、アクセスがリフト改札システム業界で果たしている主導的役割と、これまでの数々の室内スキー場プロジェクトの実績を高く評価し、その実力を認めたのです。カスタムソリューションに加えて大きな選定要因となったのは、現場におけるプロジェクト遂行能力の高さでした。それを裏付けるように、アクセスチャイナはグランドオープンまでの数週間、昼夜を問わず業務にあたり、当日はライブパフォーマンスを含む壮大なオープニングを迎えることができました。なお、2024年に向けてはすでに、スマートフォンデータ解析やデータダッシュボードの採用が計画されています。