都会の喧騒に疲れた老若男女が、もみの木に囲まれた大自然の中でエンターテインメントのひとときを楽しめる場所、それがメタビエ・アヴァンチュールです。ジュラ地方オ・ドゥー地区初のスポーツリゾートで、4月から10月までジップライン、チュービング、宝探しなど、大人もこどもも楽しめるさまざまなアクティビティーが提供されます。 また、緑に囲まれたピクニックエリアには、軽食コーナーやスベニールショップが設けられています。
メタビエ・アヴァンチュールは、2009年の開業以来、徐々に拡張し続けてきました。今では、ジュラ山脈でのくつろぎのひとときや、真夏に涼しさを求める地元住民や観光客がリピートする人気のスポットとなっています。家族や友人と新たなエネルギーを補充したり、レジャーアクティビティーを楽しんだりするのには、まさにうってつけの場所です。
メタビエ・アヴァンチュールは、チケット販売や入場データ管理の改善や、来場者の多い曜日や少ない曜日、込み合う時間帯などの顧客行動の把握に向けて、チケット販売システムと入場管理システムの刷新を検討していました。これらを達成するには、販売やプロセスの最適化だけでなく、刻々と変化する市場動向に合わせていくために、より効率的にデータを収集し、処理するシステムの導入が不可欠でした。さらに、収益性向上を目的とした効率的なデータ管理とレポート分析による販売戦略の最適化や、施設内の軽食コーナーやスベニールショップにおける販売管理システムも課題でした。
長年にわたり、ジュラ地方の複数のスキー場でアクセスのシステムが利用されていることは広く知れ渡っていました。そのため、メタビエ・アヴァンチュールが多くの事業者のシステムを検討することなく、アクセスの包括的システムの導入を考えたのはごく自然なことでした。包括的システムを導入するメリットは、システム内のすべてのハードウェアとソフトウェアが互換性や接続の問題なしにシームレスに連携することや、問い合わせ窓口が一本化されていることなど、枚挙にいとまがありません。
アクセスのスマートなソリューションは、メタビエ・アヴァンチュールのさまざまなニーズに対応します。現地におけるチケット販売は、施設の入口に設置された多機能自動券売機のアクセスチケットキオスク600と、有人窓口のアクセススマートPOSが担います。チケット販売に関するもっとも大きな変更点は、従来のICカード式チケットに加え、QRコードつきリストバンドが導入されたことです。リストバンドの場合、チケットが手首に巻き付けられているため、ICカードのように毎回取り出す必要がありません。AX500スマートゲート次世代の読み取り部分にリストバンドをかざすだけで、入場ゲートの非接触通過が可能です。このほか、オンラインでのチケット購入を可能にするアクセスウェブストアも近日中に導入予定です。 これにより、チケットの事前購入が可能になります。また、軽食コーナーの販売管理にはアクセスリゾート飲食店用システムが導入されます。飲食店用POSレジソフトウェアで、注文管理や在庫管理も簡単です。
今回のシステム刷新により、メタビエ・アヴァンチュールは各種データを容易に把握できるようになります。すでに実現しているプロセスの最適化と施設システムの刷新に加え、今後のオンライン販売データ分析が寄与する市場動向の見極めにより、収益性の向上が見込まれます。