2020年9月、トゥールーズ・ブラニャク空港の滑走路からほんの数百メートルの距離に新しい展示・国際会議場MEETTが開業しました。70,000m2のイベントスペース、7つの展示ホール、5,000台の駐車場、そして様々な植物や動物が見られる170ヘクタールのナチュラルエリアを整備した野心的なプロジェクトです。MEETTは商談用展示会、各種フェア、カンファレンスや会議のほか、国際的な文化、スポーツイベントの開催を念頭に設計されており、年間80件のイベント開催、100万人以上の来場者を見込んでいます。MEETTの設計理念は、環境負荷を最小限に抑えることです。再生可能エネルギーを生成する3ヘクタールの太陽光パネルパークと、建物に電力を供給する地熱発電所が併設されており、落ち着いたクリーンな建築であると同時に、最先端施設を備えた未来志向の模範的施設となっています。
MEETTの建設後、トゥールーズ・イベヌモンは来場者や出展者を管理するアクセスのシステムを導入しました。入退場管理の分野で卓越した経験を持つアクセスは、新しい展示場が求めるハードウェアとソフトウェアにマッチした革新的なソリューションを提案しました。このソリューションとは、入場チケット販売、出展者バッジ、来場者および出展者用駐車場へのアクセス、ホールの入退場管理の全てを一元システムで行うというものです。ハードウェアに関しては、10台の窓口発券システムアクセススマートPOS と5台の自動券売機アクセスチケットキオスク600が導入されました。これにより、入場チケット購入にかかる時間と、窓口販売員の負担が軽減されます。
一方、各ホールへの入場にはモバイル検札システムが採用されました。36台のハンディ検札端末 アクセスハンドヘルドがチケットの読み取りと検札を行います。軽量で持ち運びしやすく、1日を通して快適な作業を実現します。また、来場者および出展者用駐車場には、入出庫管理を行うAX500カーアクセス次世代のほか、チケット読み取り機Axess SMART SCANNER 600 を搭載した自動券売機も導入されました。このほか、来場者用駐車場の出口には、精算機が3台設置されています。
ソフト面では、オンライン発券システムや管理システムを提供しています。個人または商談用来場者向けのオンライン入場チケット購入システム「アクセスビジタープラットフォーム」のほか、商談向け展示会の来場者や報道関係者向けの申請制登録システムが導入されました。展示会場に設置されたセルフ登録ソフト「ビジターセルフレジストレーション」を使って、現地で入場登録することも可能です。一方、出展者用プラットフォーム「アクセスエキシビタープラットフォーム」が出展者バッジや駐車券、来場者への招待状を管理します。引換券や招待券の状況をリアルタイムで表示できるため、出展者はいつでも招待者の来場状況を把握することができます。アクセスは、トゥールーズ・イベヌモンが来場者を迎える最高の施設を、来場者・出展者管理をはじめとする革新的なソリューションで支援しています。