冬も夏も営業
グレンコー・マウンテン・リゾートは、グラスゴーからウェスト・ハイランド・ウェイを約120km北上した自然豊かなランノホ・ムア地域に位置する通年型リゾートで、敷地面積は約200ヘクタールに及びます。スコットランド最古のアルペンスキー場として知られ、現在は8基のリフトと、国内最長および最大傾斜のコースを含む20本のコースを運営しています。1955年に最初のリフトが設置され、その後、通年型リゾートへと発展を遂げました。スコットランドのすばらしい自然と神々しいメオール・アブハイリド山に囲まれ、冬はスキーやそり、夏はハイキング、マウンテンバイク、ディスクゴルフ、チュービングを楽しむことができます。
通年営業をアップグレード
グレンコー・マウンテン・リゾートの運営者は2023-24年のウィンターシーズンに向けて、包括的来場者管理構想の実現を計画していました。そこで選定されたのが、高水準のハードウェアとソフトウェアで世界各国に数多くの導入実績を有し、直接のやり取りが可能なアクセスでした。「グレンコー・マウンテン・リゾートに新しいアクセスの発券システムを導入することで、多くの来場者を迎える日につきものとなっていた早朝の行列がなくなりました。これは、お客様だけでなくスタッフの満足度を高めました。この冬はまだ試行錯誤の段階でしたが、来年の冬にはシステムがもたらす恩恵をフル活用できるのを楽しみにしています。導入作業を行ってくれたマーティンとベルンハルトは非常にすばらしく、追加のサポートが必要なときには連絡するとすぐに対応してくれました」とグレンコー・マウンテン・リゾートのアンディ・メルドラム社長は述べています。
スコットランドの地に合った高い技術力
グレンコーにおけるプロジェクト実現の要は協働の姿勢でした。オンラインチケット販売サイトから現地で稼働するハードウェアを含む包括的ソリューションの導入や設定に与えられた時間はわずか6週間でした。アクセスのベルンハルト・シュトリンガーはチームとともに、リゾートのニーズに合わせたトータルソリューションの実現に成功しました。「衛星回線を利用して接続を確立する必要がありましたが、地理的条件により確実な通信を確保する上でさまざまな困難に直面しました。そのため、信頼性の高いシステムの構築を最優先しました。アクセスの革新的な発券および来場者管理システムは、なによりもこうした課題を克服するために開発されており、クラウドと現地機器を合わせたハイブリッドソリューションを提供しています。
具体的には、24時間いつでもサービスの購入や予約が可能なオンラインサイトと、現地に設置された自動システムにより、来場者の方々の利便性を高めます。これを可能にするのが、オンライン購入チケットをICカードに引き換えるアクセスピックアップボックス600、レンタル用具の申し込みから受け取りまでを担うアクセスリゾートレンタル、レッスンの申し込みを受け付けるアクセスリゾートレッスン、スキー場のリフト乗り場でリフト券の確認を行うアクセススマートゲートで構成されるアクセスのトータルソリューションです。また、リゾート内のカフェには、フードやドリンクの管理を行うリゾート飲食店用システムが導入されています。グレンコー・スキー・リゾートがスコットランドのスキー場として初めてアクセスシステムを導入してくださったことは、アクセスにとって大きな喜びです」とシュトリンガーは述べています。